人類を愛してる

リアルなのが好き

美食とか

ここ6-7年ずっと私の目には食べ物ではなくて栄養素が見えていて、一日に三度ビタミンCとタンパク質のことを考える。死にたくなる。

 

本当に美味しいものを食べる行為だけが価値のある経験だと思っている。美味しい食べ物はいつもサプライズをもたらしてくれるので愛している。サプライズのない人生たるや。私のいない世界と同義。主役。

 

本当は美味しくないものを食べるくらいなら餓死したいんだけどお恥ずかしながら生への欲求は捨てられないし毎食感動のコース料理を食べる財力もないので24/7栄養だけを摂っている。

 

摂った栄養で日々を営むために帰り道に食材を買おうと思い立った。私の家の周りにはありえない密度でまいばすけっとが立ち並んでいるので引っ越してから数ヶ月毎度まいばすローテーションを楽しんでいるんだけれど、資本主義を感じるのであまり好きじゃない。資本主義に生かされているのに。

 

資本主義よりも地元への貢献を感じたいので近所の商店街の中にある謎スーパーに行くこともある。店内は狭く、いつも異世界の住人がいるし、謎に地下と1Fに分かれていて、1Fの床が抜けたのかガムテープで補強されている。マリオのステージもびっくりである。

 

異世界に行くと正直少し気分が悪くなる。資本主義や異世界以外の何かを感じたいので、今日は認識だけ与えていた通勤途中のスーパーの敷居を初めて跨いだ。

 

スーパー度★★★★★

 

まいばすと謎スーパーにはない広さと品揃え。頭上の棚の説明。サッカー台。BGM。

 

私は田舎のスーパーこそが本物のスーパーであると常々言っている。嘘だけど。広くないとスーパーでないので。

 

最後に広いスーパーに入ったのは元彼と半同棲していた時に通っていた田舎の西友だと思う。模範的なスーパーには思い出を呼び起こす力がある。西友で海鮮をよく買った気がするし、レジに並ぶ前に甘いものを選ぶことが形式になっていた。よく氷点下の深夜の西友で待ち合わせた。

 

でももう西友があった土地の名前は忘れたし、その土地には行かないし、iPhoneの容量がないので今度2年半の写真を全て消す。

 

ゆうべは夢の中で餃子が頂上に君臨している大盛りのチャーハンを食べた。美味しくて嬉しかった。美味しいものを食べている間は死にたくならないし、美味しいものは何か記憶を呼び起こすなんて無粋なことはせずに否が応でもビンタで現実に向き合わせてくれるので、富豪になって毎食感動の美味しさを味わいます。死にたくなりたくないんじゃん。かわい

 

スーパーで買ったもの

みかん

チーズ

ピーマン

明太子